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必死

「あのー、川瀬ですが加藤君?
はい、加藤です。はい・・・?
「北方中の川瀬だけど、加藤君だよね?
はい。
「昨日作文出してくれたじゃない、それで、、
あの、友明ですか?
「あー、すみません。お兄さんだったのね。


はい、はいと行っている間に
以前中学生だった頃にいただろう"川瀬"の記憶をもの凄い勢いでサーチし、
声としゃべり方を照らし合わせ必死になっていたことは言うまでもない。
久しぶりに頭フル回転でしたよ。


というかだ、加藤家に電話かけてきて「加藤君」は無いだろう。普通。