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SV400S

 98年式16000kmをレッドバロンで購入してから約一年半 10000kmほど走りました。
初めてのバイクだったので特にこだわりは無く、どうせなら速いのがいいので400cc、カウルがついてて安けりゃなんでもいいや。という理由でコレに。本当はRVF400が欲しかったのだけど、、、

総評

 スピードが出て楽しいバイクです。400cc最高クラスの加速性能。メーターを振り切りますし、その速度域でもハンドルがぶれたりはしません。(大分メーターに誤差あるのかな・・・?)ハーフカウルなので風はしんどいですけどね。セパハンなので、まったり走るのはしんどいです。他の色々な要素よりもエンジンに力入れてるバイクだと思います。

燃費

 14km/L。初めて計算してみて絶望したのでそれからは計っていません。大体200kmぐらいで燃料灯が点滅します。燃費が悪いのはシグナルダッシュしまくるのが原因かな・・・

エンジン

 低速の粘りは400ccマルチに比べて無いと感じました。一応アイドリングで発進は出来ますがアイドリングでのUターンは困難でしょう。(Uターンの失敗で何度も転倒しました。俺が下手すぎるのが原因かもね)
 加速感は回転数に比例して増していきます。大体5000〜6000回転あたりで一息つくので、そのあとの伸びがとても心地よいです。どこまでも加速していく感じで、頭打ち感がありません。楽しい!! 下品に振動しながら、後ろからけっ飛ばされるような感覚がとてもVツインらしいのでしょうね。たとえば250ccマルチだとパワーバンド(?)で突然ワープするように、何かに引っ張られるように加速しますが、SVはそれとは全く別物です。
 癖が強いです。エンジンブレーキに頼ろうとするとリアがバンバン跳ねたりスライドしたりします。アクセルを開けるときもドンつきが強く、スムーズに鼻歌まじりで運転できる感じではありません。正直、高回転を多用すると怖いです。マルチ買ったほうが良かったんじゃないかと後悔したこともありました。

足回り

 サスペンションに関しては、まだこのバイクが一台目ということと、僕自身運転が上手いとは思えないのであてにならないかもしれませんが、前輪の接地感が希薄で、カーブでスピードを増していくとフワフワし始めるので怖いです。町乗りの速度域だと問題ありません。高速道路や峠を走る分にはもう少し堅い方が運転しやすいのかな?と思います。

パーツとか

 購入時からケンツのフルエキがついていました。バイク初心者なのに音量が大きくてとても恥ずかしかったのを覚えています。(今ではVツインの排気音の虜なんですが・・・^^;)ノーマルマフラーのSVは余りにも静かなため、加速しても高揚感が無いと思います。ケンツの物に取り替えると純正に比べて低速のトルクが無くなると言われますが、運転していてその気にさせてくれるのでマフラーは取り替えるべきでしょう。ちなみに汎用タイプのバッフルを付けていました。
 コワースのフェンダーレスキットを中古2万で購入して(新品とほとんど変わらない値段・・・)手探りで装着しました。バッテリーのマウントからフェンダーまでが一体型になっているので取り外すのが大変でした。「さすが、suzuki。整備性が悪く、コスト削減が目につくとはこのことか!!」と感心。(他のメーカーのものに乗ったことないので比較はできませんが)あと、ナンバー灯が流用できないので自作しないといけません。

トラブル

 購入してすぐにレギュレータが故障、バッテリーも含めて交換しました。納車してすぐの故障ということで店がすべて持ってくれましたが、最初から把握してるのが当たり前なのでは・・・?とも。SVOCを見るとレギュレータの故障は15000km程でよく発生するようなので走行距離が正しかったのか、15000kmの倍数だったのでしょうw
 立ちごけスリップダウンでの事故を経験しましたが壊れる部分はカウルとウインカーぐらい。ウインカーの取り付け部分の剛性が高く、カウルのほうが先に割れてしまうことが多いです。派手に転倒してもハンドルバーとウインカー、タンデムステップが支えてくれるのでタンクやエンジンにダメージはありませんでした。
 冬や早朝に飛ばしすぎると息が詰まるようなエンジンフィーリングになります。これが片肺が死んだってヤツなんでしょうか?オーバークールが原因だと思います。

結局

 なんだか悪口ばかりになってしまいましたが、町乗りから高速道路を使ったツーリング等とても楽しかったです。バイク一台目に中型ではもう絶滅してしまった、セパハンのスポーツタイプに乗れてとても良かったと思っています。SV400Sは人気が無いので、安くて速いバイクに乗りたい人にはお勧めです。